ディッキアの実生株が詰まってきたので、植え替えを行います。

こちらが今回植え替えを行う株たち。
播種を行ってからおおよそ1年ほどの状態です。
ネームプレートで品種を区切っていますが、同じ日にまいたにも関わらず成長の度合いが違いますね。

横から見るとぎっちぎち。
これだけ密生していると互いの成長の妨げになり、根も絡みやすくなるので、植え替えを行います。

植え替え先の育苗パレット。
土は赤玉土の微粒をベースに、パーライト、軽石に加え、培養土少々...などなど、水はけの良い環境を作ります。

ピンセットで一つずつ株を抜いた状態。
これを、基本は一つのブースに対して1株、小さいものはまとめて3〜4株植え込みます。
土にピンセットで穴をあけ、なるべく根を痛めないように慎重に慎重に...
これがなかなか根気のいる作業で、慣れないうちは結構しんどい。

植え替え完了。
当分のあいだは弱めの光と緩やかな風を廻して管理します。

これは4ヶ月ほど前、一足先に植え替えたディッキア マルニエラ・ラポストレイたちのパレット。
個体差によりますが、新しい環境に慣れて根もしっかり張った株は成長が早く、順調に育ちます。
だいぶ大きくなったのでそろそろ屋外の環境に慣れさせていこうと思います。
以上です。